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file name@F...........。

2005年11月18日 14:28

「だから、好きだって言ってるだろ・・・?嘘なんかじゃない」直也の言葉。
「......................。」じっと直也に見つめられたまま、身動きがとれない。
「俺のコト.........信じてくれてないのか?」言葉を返す間もなく、直也が言った。
───「顔・・・上げろよ? 俺...............怒ってる訳じゃないから」
うつむいてる私の顔を覗き込んで直也は呟く。
顔を上げて、遠くを見つめた。”怒られてる”なんて思ってない。
理解らなかったから・・・直也の気持ちが。
言い訳にもならない、”自分のわがまま”でしかないのに............
だから...........あんな言葉が口に出てしまった ───。
━━━「このままじゃ、直也のコト嫌いになる」
どうすれば、ずっと直也を好きでいられるのか............なんて、逢えない数週間の間に考えていた私。
直也には私の存在なんてどうでもいいコトなんじゃないのか?って。
直也はもう私のコト好きでも嫌いでもないんじゃないのか?って。
今日、もし、直也に・・・『俺、郁子のコト忘れてた』なんて告げられたら、どうしようか?って。
逢う前まで不安でいた。もう私と直也は終わりなんじゃないかって。

「家.............来るか? こんな所で話してるのも寒いし。行こう」直也が言った。
逢う前までの想いを回想していて、頭の中が真っ白になっている私の右手を、直也は強引に引っ張って...........現在まで居た銀杏並木から早足で歩き出した。
”何か話そう”と思っても、何も言い出せずじまいで。
直也の言葉に、”うん”と頷くだけ。
そんな間に、直也の家に辿り着いていた───。
玄関前。身にまとっている黒いコートのポケットに手を入れて、直也が鍵を探している。
「入れよ」鍵が開いたのか、直也は颯爽と部屋へ入って行った。
入りにくい気持ちを抑えて、私は部屋に足を踏み入れた。
此処に来るのは、随分久し振りで・・・直也に逢ったのも 久し振りなせいか戸惑ってしまう。
未だ直也の気持ちが掴めないまま、私は...........こうして傍に居てる。
何だか落ち着かなくて辺りを見渡すと、相も変わらずCDが山積みになって置かれていた。
そして部屋は.............誰かが掃除でもしたのか小綺麗に片付けられていた。
(誰か.............居るのかな)何かを勝手に妄想して、落ち込んでしまう自分がいるコトを理解っているはずなのに・・・遠くを眺めて、私は少しの間だけ考えていた。
───「何・・・考えてた?今」直也が私の顔を覗き込んで告げた.............
「何でもないの..........」少し微笑って応えた。
不器用な私は直也に本当のコトが言えない。直也の気持ちさえも掴めない。
”言おう”としている言葉も発せない、胸に秘めてる不安さのひとかけらも言えない。
「嘘だろ..............?きっと何か考えてた」また身動きがとれない。
少し強い口調で言い放った直也の視線は、ずっと私の顔を見つめていた。
「ずっと逢ってなかったから寂しかったな.........って想ってただけだから」
「話そらすなよ・・・。隠し事するつもりなのか?」言葉の間隔を置く間もなく、直也は言う............
何故か今日は..........何かを話そうとするタイミングを逃してしまう。
黙り込んで、何も言い出せないままうつむく私。数秒間の間の静寂さえも長く感じてしまう......
────「ごめん・・・言い過ぎた」直也が弁解するように呟いた。
数週間も逢わなければ、お互いを理解りあえてるとは言えなくなる様な気がしてた。
逢う前までの直也への不安な気持ちと、現在の直也への不安定な気持ち。
まともに直也の顔を見つめるコトが出来ないまま傍に居る。
「部屋・・・片付けたんだね」私は、気持ちを切り替えようと言葉を切り出した。
直也は何も言わずに頷いて、私の傍を離れたかと思うと...............
部屋中に散乱していた写真を一枚、また一枚拾っては見つめていた。
(誰の写真なんだろう?)直也の隣に行って、その写真に映る”誰か”を確かめたいけれど.......
私にはそれが出来そうになかった。
───このまま此処に居れば息がつまりそうな気がした。
「はい、写真。ずっと前に二人で撮ったの・・・覚えてる?」
私の目の前で即座に、直也が差し出した写真には..........あの日の私が映っていた。
頭の中が真っ白になって言葉が出て来ないまま........私は、”何時の日かの私”を見凝めていた。
「ずっと”渡そう”って思ってて...........。逢えなかったから、俺が持ってた」
━━━写真を見凝めている間に・・・あの日の直也の言葉が、私の脳裏を霞めていた。
『一人で悩むなよ........。そんな姿見てるの辛いから』
『ずっと一緒にいてほしい』
半年も前の3月頃。春が近いのに、二人で話していると..........いつしか雪が降り出していた。
何時も行く、同じ場所(河原)なのに・・・あの日だけは何かが違っている様に見えて。
二人で、いろいろな事を話した。他愛のない事も、将来の事も、自分の想っていた事も全て。
直也と話し込んだ、その日の帰り道........................私は、交通事故に遭った・・・。
出来れば、思い出したくない日。その日が.......3月2日。

────「今度、何処か行こうか。話したい事、沢山あるし。後遺症、もう大丈夫なんだろ?」
いつの間にか直也が傍に居て、心配気に告げた。
交通事故に遭って以来・・・私は、右足大腿部の複雑骨折をしたせいで、時々関節が痛くなって動けなくなる”後遺症”に悩まされていた。
「どうして一言も話してくれないんだ?」直也が言った。
うつむいていた───。あの日の帰り道を回想したせいで、私は1人、恐怖感に襲われていた。
ふと気が付けば、自分の頬が涙で濡れていた。
「泣くなよ・・・」数秒間の間に.................気が付けば、直也に強く抱きしめられていた。
「ごめん・・・思い出させて。もう・・・大丈夫だから。俺.........郁子の事守るから」

直也の声をかすかに聞いていた事は、覚えているけれど..............。
不意に目を覚ますと、直也の部屋で横になって眠っていた。
「直也...........」辺りを見渡すと直也の姿はなくて。確かに此処は直也の部屋なのに...............
”もう少しだけこのまま眠っていよう”と、目を閉じようとした.......その瞬間。
「呼んだ? 俺の名前」傍に、直也が居た。
「今、何時?」私の頭の中は、混乱していた。此処に来たのは丁度3時位だったから.....きっと今は。
「もう8時前だよ」(もうそんな時間なんだ。帰らなくちゃ)
「帰らなくちゃね。もうこんな時間だし」私は、少し痛い身体を起こして告げた。
「泊まっていけよ。遠いし、1人で帰す訳にはいかないから」直也にしては、意外な言葉だった。
何時もなら、私は家までの薄暗い路上を寂しく、1人で帰っていくのに。
直也が私を引き留めるなんて............どうしたんだろう?
「邪魔じゃない?それに直也、片付けてない事もあるでしょ?」
今日まで逢えなかった理由も、直也の仕事。
このまま私が此処に居れば、直也の邪魔をする様な気がして。
「郁子の方が大切だから、俺。たまには仕事も置いときたいよ」平気そうに、直也は呟いた。
私は、何だか安心して.............やっとまともに直也の姿を見ることが出来た。

□file name@F........。よって題名は無し。□
直也君と郁子ちゃんは、付き合っています。
なかなか恋が報われない郁子ちゃん。
歳の差恋愛を書きたかったのか、何なのか。
拙い小説載っけて済みません。
今日何度目のblog?(笑)


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